Record China 2008年1月20日(日) 16時6分
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18日、中国政府は狂犬病発生の勢いを抑制するため、すべての犬に対し強制的に予防ワクチン接種をすることなどを通知した。昨年、中国では狂犬病の発生報告が3300件以上。写真は浙江省舟山市の都市管理局による野良犬捕獲活動。
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2008年1月18日、中国の狂犬病発生の状況は徐々に悪化しており、2007年には3300件以上の報告例があったという。衛生省と農業省は18日共同で、狂犬病発生の勢いを抑制するためすべての犬に対し強制的に狂犬病の予防ワクチン接種をすることなどを通知した。「新華網」が伝えた。
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ここ数年来、中国の狂犬病発生の状況は悪化しており、発生の範囲も拡大を続けているという。過去3年間の狂犬病の報告件数は、04年2651件、05年2537件、06年3279件。また3年間合計の報告死亡者数は各種伝染病による死亡者数の30.1%に当たる8403人となり、37種類の法定伝染病のトップを占めている。
「通知」によると、近年一部の都市や農村で犬の数と密度が著しく上昇し、予防ワクチンの接種が狂犬病を防止する最も有効な手段であるものの、予防ワクチンの平均接種率は10%に満たないとしている。
また、犬にかまれた後の処置が遅かったり、医療機構の処置が不十分だったなど人的要因も狂犬病発病の原因だと指摘している。
このため「通知」では、地区各レベルの牧畜獣医部門に対し、すべての犬に強制的に予防ワクチン接種をすることを求めている。またこれ以外に、接種を終えた犬やその他の動物については統一の予防ワクチン接種証明を発行し、規定に基づき接種済みマークを動物につけさせ、接種履歴を作成することなどを要求している。
さらに、予防ワクチンの接種を促進するため、各地の衛生行政部門に対して、予防接種を受けられる場所の増強、基礎レベルの医療事務人員の訓練強化、ワクチン接種サービス能力の向上などを求めているという。(翻訳・編集/HA)
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