温家宝中国首相が06年秋に離婚していた！？―「フォーサイト」誌が報道

2008年1月19日発売の月刊誌「フォーサイト」は、中国国務院筋の情報として、温家宝首相が張●莉（●＝草冠に倍）夫人と2006年秋に離婚していたと報じた。理由は同首相が「職務に専念するため」としている。

張夫人は、大陸の中国人としては初めて英国の宝石鑑定士資格を取得。それをいかして宝石関係の会社のトップとして、中国宝石協会副主席も務めるなど華やかな経歴の持ち主。温氏の首相就任を翌年に控えた2002年以降、ビジネスから身を引いたと伝えられたが、同誌は「（夫人は）旺盛な事業意欲を抑え切れなかったようだ」と離婚の背景を分析している。

同誌の報道などによると、張夫人にとどまらず温首相のファミリーをめぐってはこれまでも真偽のはっきりしない情報が台湾、香港発の報道として飛び交ってきた。「張夫人が200万元の宝石を購入した」などという派手な話題もその一つだが、うわさの出所はすべて「南の大都市」上海だったという。

温首相は、こうした“情報戦”の側面も考慮に入れ、「宝石ビジネスが平民宰相のイメージにそぐわない」ことなどから、離婚を決断した、と同誌は伝えている。