人民網日本語版 2016年9月5日(月) 2時20分
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学術誌「手部治療法」に発表された最新研究によると、「ミレニアム世代(1984年から1995年生まれ)」の若者の手の握力はだんだん衰えている傾向にあり、とくに若い男性にその傾向が顕著だ。
学術誌「手部治療法」に発表された最新研究によると、「ミレニアム世代(1984年から1995年生まれ)」の若者の手の握力はだんだん衰えている傾向にあり、とくに若い男性にその傾向が顕著だ。長時間スマホでショートメッセージを打つ、モバイルゲームをする、画面をスクロールする、モバイルゲームに興じるといった行為がその元凶とみられる。生命時報が伝えた。
米ウィンストン・セーラム州立大学作業療法科のエリザベス・ファイン助教授と小児作業療法士のカーラ・ウエザーフォード氏が、今回の研究成果を共同で発表した。研究員は、20歳から34歳の健康な人237人の手の握力および男性38人と女性154人の2本の指でものを挟む力を測定した。
30年前と比べ、男性の力の減退が目立った。とりわけ驚いた結果は、今の20歳から34歳の男性の右手の平均握力は44.5キロだったが、1985年時点では53.1キロあったことだ。
エリザベス・ファイン准教授は、これについて、次の通り説明した。「頻繁にショートメッセージを発信し続ければ、指は全く休むことができず、親指の筋肉に炎症が起こる可能性があり、手根管症候群と同じような症状が現れる。そのうち、手の握力や2本の指でものを挟む力が衰える。携帯端末を使うときには、1時間に2〜3回、1回あたり3〜5分、親指の休憩タイムを取った方が良い。特に若い人はスマホにのめり込まないよう注意するべき。手の握力は、日常生活にとって大変重要な役割を担っているだけではなく、身体全体の健康レベルを象徴するものだ。手の握力低下は、健康面で潜在的な問題があることを示すシグナルとなる」。(提供/人民網日本語版・編集KM)
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