Record China 2008年1月24日(木) 20時26分
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22日、「中国青年報」は、ロシアのメディアが中国のネット社会について、「ネットを使った集団的な個人攻撃が横行している」と報道したと伝えた。他国の論調を紹介する形でユーザーらに警鐘を鳴らしたと見られる。写真は四川省のネットカフェ。
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2008年1月22日、北京の「中国青年報」は、隣国ロシアのメディアが中国のネット社会について、「中国ではネットを利用した悪質な個人攻撃が横行している」とした上で、「インターネット暴力は群集心理の一種である」と分析した記事を掲載したことを紹介した。
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このロシアメディアの記事では、具体例として昨年、中国の「網民」(ネットユーザー)が引き起こした「3377事件」を紹介。同事件は「33」というユーザー名の女性が、いかにして夫である「77」を前妻から奪い取ったかをネット上に書き込んだことが発端。「33」は前妻を酷評し、自分の性的魅力を自慢したことから、数千万人いるとされる「網民」の怒りを買った。彼らは「33」に対して猛烈な攻撃を開始。誹謗中傷はもとより、「33」と「77」の個人情報を調べ上げてネットに流したという。
同記事は、「中国人は新しい大衆娯楽を手に入れた」と皮肉った上で、「正義」や「モラル」の名の下に最も残酷な方法で特定の個人を社会的に「処刑」してしまうのは、フランス革命時代の群集心理と何ら変わらないと分析している。
中国青年報がこの記事を紹介したのは、他国の論調を紹介する形で、容易に暴徒化する国内のネットユーザーに警鐘を鳴らすのが狙いと見られる。(翻訳・編集/本郷智子)
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