台北故宮の元トップが北京故宮の顧問に就任、国宝機密流出の危機と懸念広がる―台湾

Record China    2016年9月10日(土) 15時30分

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9日、環球時報は記事「台北故宮博物院の前院長が北京で就職、国宝の機密が流出すると問題に」を掲載した。4カ月前に台北故宮博物院を退任したばかりの馮明珠前院長が、中国北京市の故宮研究院顧問に任命されたことがわかった。写真は台北市、故宮博物院。

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2016年9月9日、環球時報は記事「台北故宮博物院の前院長が北京で就職、国宝の機密が流出すると問題に」を掲載した。

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4カ月前に台北故宮博物院を退任したばかりの馮明珠前院長が、中国北京市の故宮研究院顧問に任命されたことがわかった。台湾の故宮博物院から北京の故宮研究院への転職だ。

台湾では公務員は退職から一定期間、中国への渡航には政府の許可が必要との規定がある。期間は部署によって異なり、故宮博物院の場合は3カ月と定められている。馮前院長の行動は規定違反ではないが、民進党陣営からはこのままでは国宝に関する国家機密が流出しかねないとの懸念も広がっている。

また民進党の林俊憲立法委員は、退職公務員が自由に中国へ転職できるようでは、中国と接近し過ぎと市民に恐れを抱かせてしまうのではないかと問題視している。(翻訳・編集/増田聡太郎

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