訪韓中国人客が18年ぶりの減少、THAADが観光業や中韓交流に与えるダメージは避けられない―中国専門家

Record China    2016年9月26日(月) 11時10分

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26日、8月の訪韓中国人観光客は18年ぶりの減少となり、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備が影響していると指摘する声が聞かれている。写真は韓国・ソウル。

2016年9月26日、8月の訪韓中国人観光客は18年ぶりの減少となり、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備が影響していると指摘する声が聞かれている。環球時報が伝えた。

THAADの配備先に関して韓国メディアは、「慶尚北道星州郡にあるゴルフ場に事実上決定し、今週中にも発表する予定」と伝えており、注目を集めている。

韓国・朝鮮日報によると、8月の訪韓中国人観光客は、7月に比べ5%減となり、ここ18年で初めての減少となった。韓国の観光業界では、THAADが影響したとの見方が強い。通常航空チケットは出発の1カ月前に手配するため、7月にTHAADの配備が決定し、その影響が8月に現れたという。

中国内の旅行会社では、訪韓客の減少に関して実感がないとの声も聞かれているが、遼寧社会科学院の呂超(リュー・チャオ)研究員は、「THAADが中韓の外交関係に打撃を与えることは避けられない。こうした雰囲気の中、中韓の政治だけが冷え込み経済は影響を受けないということはありえない。経済のみならず、観光業や民間交流にもダメージを与える」と指摘した。(翻訳・編集/内山)

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