パンダは「超草食系」!?交尾の仕方も知らず―米メディア

人民網日本語版    2016年10月11日(火) 20時50分

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パンダは、そのかわいさで多くの人の心を鷲掴みにしているものの、パンダ同士の関係はそれほど親密ではない。また、パンダの交尾に対する意欲は、人の歯の根管治療に対する意欲と同程度だという。

パンダは、そのかわいさで多くの人の心を鷲掴みにしているものの、パンダ同士の関係はそれほど親密ではない。また、パンダの交尾に対する意欲は、人の歯の根管治療に対する意欲と同程度だという。参考消息網が米紙ニューヨーク・タイムズのサイトの報道を引用して報じた。

パンダは生態数が非常に少ないが、その原因の一つには性欲の弱さがある。四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地には、「パンダを救うのが目下の急務」と書かれた看板が掲げられている。しかし、パンダ自身にそのような「緊急感」はない。

そのほかの理由としては、発情期があまりに短いことが挙げられる。メスのパンダの発情期は春で、年にたった一度だけ。しかも、その期間は非常に短く、妊娠可能な状態にあるのは24〜72時間だけだ。オスのパンダがその時に行動しなければ、次の年まで待たなければならないことになる。

また、パンダは異常なまでに選り好みし、自分の好きな相手としか交尾しない。好きな相手に出会っても、交尾する確率は非常に低い。

人間が飼育しているというのも、パンダがなかなか交尾しない原因の一つだ。四川省のある研究センターのセンター長によると、飼育されているオスとメスのパンダのうち、自然に交尾するのは5%以下という。飼育されている環境下では、メスのパンダはうまく発情期に入れないという意見を持つ研究者もいる。

この問題を解決しようと、中国の科学者は飼育されているパンダの環境を改善し、より自然の環境に近付けることで、パンダの性欲を向上させようとしている。

それでも問題を解決することはなかなかできず、研究者は、「交尾が少なすぎるため、パンダ自身も仲間が交尾しているのを目にすることができず、交尾の仕方を知らない」と指摘している。そのため、科学者は交尾の仕方をパンダに知ってもらおうと、パンダに「パンダポルノ」の映像を見せているという。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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