中国漁船の違法操業対策、韓国は「砲撃」の行使を決定=中国メディアは「過剰な反応は危険」と報道

Record China    2016年10月12日(水) 11時10分

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11日、環球時報によると、中国漁船によるトラブルが頻発していることを受け、韓国当局は取り締まりに砲撃を採用すると発表した。写真は韓国の領海。

2016年10月11日、環球時報によると、中国漁船によるトラブルが頻発していることを受け、韓国当局は取り締まりに砲撃を採用すると発表した。

今月7日、韓国・仁川沖の黄海上で違法操業の取り締まり中だった韓国海洋警察の高速ボートが、中国漁船の体当たりを受け沈没。中国漁船は現場から逃走した。韓国政府は9日、在韓中国大使館の総領事を呼び、強く抗議した。

先月29日には、韓国南西部の全羅南道新安郡紅島沖70キロの韓国EEZ内で操業していた中国漁船を海洋警察(海警)が発見。違法操業の有無を確認するために検問を実施したところ、船員は操舵(そうだ)室に鍵を掛けて抵抗。海警は強い光と爆音を出す非殺傷用の閃光(せんこう)弾数発を操舵室の中に投げ込み、その後火災が発生し、船員17人のうち3人が死亡した。煙で窒息死したとみられる。

近年、中国漁船と韓国海警の衝突はたびたび起きており、11日には違法操業の中国漁船を取り締まる際に砲撃も行使すると発表した。韓国側の対策に中国メディアでは、「公然とこのような暴力的な手段を使い漁業関連の争いを解決しようとする行為は世界でも非常に珍しい。韓国では自国の損害を誇張し、中国漁民への批判が集中している。高高度防衛ミサイル(THAAD)問題で中韓関係が悪化している現状において、韓国全体が興奮状態に陥ることは危険に満ちている」と報じた。(翻訳・編集/内山)

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