＜続報＞＜中国製ギョーザ中毒＞故意の毒物混入説に、「無責任な推測はできない」と回答―中国当局

2008年1月31日、中国国家品質監督検査検疫総局（略称；国家質検総局）は、日本で発生した中国製冷凍ギョーザによる食中毒事件について記者会見を開いた。日本人記者からの「毒物を混入した人物がいるのでは？」との質問に対して、「真相が明らかになる前に、無責任な推測はできない」と答え、明言を避けた。ニュースサイト「中国新聞網」が伝えた。

【その他の写真】

日本の厚生労働省は30日午後、在日中国大使館を通じて今回の事件の詳細を国家質検総局に報告。事態を重く見た国家質検総局は、同局のホームページ上で本事件のニュースを伝え、今後の調査結果も発表していくと積極的な姿勢を示した。

日本の警察当局の発表では、中毒被害にあった家庭のうち3軒から冷凍ギョーザの袋に農薬のメタミドホスが発見されているが、他の被害者が食べた同商品の袋からは何も検出されなかったという。

いずれにせよ、中日双方とも事件の真相解明を待ち望んでいる。（翻訳・編集/本郷）