香港の議員が反中発言で物議、多方面からの批判にも当事者は謝罪拒否―中国

Record China    2016年10月18日(火) 14時40分

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18日、香港の新議会宣誓式で、一部の議員が反中的な言動を行ったことが物議を醸している。写真は香港会議展覧中心(HKCEC)。

2016年10月18日、香港の新議会宣誓式で、一部の議員が反中的な言動を行ったことが物議を醸している。環球時報が伝えた。

香港の議会に当たる立法会が12日に新たに開会したが、議員による宣誓式で波紋が広がった。議員らは規則に従い、「香港は中国の不可分の一部」と定めた香港の憲法に当たる基本法を守ることなどを宣誓したが、新任議員の1人が英語の宣誓文の「China」の部分を広東語の「支那」と発音し、「香港は中国の一部ではない」との垂れ幕を掲げた。同新任議員を含め3人の議員が宣誓文を変えたことからその後の会議への参加を認められなかった。

北京と香港の交流促進を目的とした非営利団体・香港専業人士(北京)協会は、「中国人であるかどうかは自由であり、嫌なら国籍を変えればいい。だが、先祖や民族を侮辱することには間違っている」と謝罪を求めた。さらに、大学教授や歴史博物館館長など有識者200人が連名で署名した声明文を発表。声明文では「支那」の表現を厳しく批判し問題となった議員を「思いあがった無知な若者」とし公開謝罪を求めた。

批判が相次ぐ中、問題となった議員は17日に謝罪を拒否。立法会は18日に問題となった議員らの宣誓について話し合うと明かしている。香港・星島日報はこれについて、「彼らが宣誓を訂正しない限り、立法会が彼らの就任を受け入れることはない。議員が法を順守しない状況が許されたら立法会のメンツは丸つぶれだ」との社説を掲載した。(翻訳・編集/内山)

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