Record China 2016年10月20日(木) 17時0分
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19日、ソウル市中心部、江北区樊洞の梧牌山トンネル付近で起こった銃乱射事件について、韓国・YTNは20日、容疑者を最初に取り押さえたのは警察ではなく、危険を顧みず現場に飛び込んだ勇敢な市民たちだったと伝えた。写真はソウル。
2016年10月19日、ソウル市中心部、江北区樊洞の梧牌山トンネル付近で起こった銃乱射事件について、韓国・YTNは20日、容疑者を最初に取り押さえたのは警察ではなく、危険を顧みず現場に飛び込んだ勇敢な市民たちだったと伝えた。
事件が発生したのは19日午後6時30分ごろ。男が金づちで人を殴り発砲しているとの通報で現場に駆け付けた警察とともに、騒ぎを聞きつけた市民らが、抵抗するソン・ビョンデ容疑者(46)を取り囲んだ。ソン容疑者は警察官らに私製の銃を発砲して抵抗したが、これに素手で立ち向かった市民3人が警察に先んじて容疑者を取り押さえた。このうち1人の男性は、「(怖いとか)そういうものはなかった。ただ『捕まえに行こう』いうことになり捕まえに行っただけ」と話している。
この他、音を鳴らして容疑者の逃走経路を周囲に知らせたり、走って容疑者を追い掛けたりと、何人もの市民が検挙に力添えをした。ソン容疑者は過去の犯罪歴から位置追跡用の電子足輪を装着していたが、犯行直前に切断しビルの地下に捨てていた。この重要証拠品を警察に届けた市民もいた。
この日活躍した市民らは一様に、発砲する容疑者の姿を見てとにかく走り出していたと話している。事件では容疑者に撃たれた警部補1人が命を落としたが、YTNは、こうした平凡な市民の勇気のおかげでさらなる被害を防ぐことができたと伝えた。
これに韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。
「危険過ぎる行動だ」
「これは勇敢じゃなくて無謀。男は警官と市民を区別して発砲してたわけじゃない」
「本当に国がめちゃくちゃだ。もっと犠牲が出たら犯罪者管理がきちんとなされるのか、事前予防がなされるのか…もう大統領弾劾しか手はない」
「もし市民が犠牲になっていたら、残された家族に国は何をしてあげるんだろう?」
「韓国の治安は勇敢な市民が守ってるのか?」
「朝起きると毎日事件事故」
「自分の身は自分で守れと言う政府」
「市民は警察を手助けするのに、警察はか弱い市民の味方ではない」
「勇敢な市民賞で表彰して」
「民間人を統制できなかった警察を懲戒すべきだと思う」
「市民は犯人を捕まえ、警察は市民を捕まえる」(翻訳・編集/吉金)
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