脚を組むクセがある人、気を付けないと大変なことになるかもしれませんよ―中国メディア

人民網日本語版    2016年10月23日(日) 16時20分

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椅子に腰かける際に、脚を組むクセのある人は多い。あまり美しいとは言えないが、心地いいことにはちがいない。 だが、大変なことになる危険性があることをご存知か。

椅子に腰かける際に、脚を組むクセのある人は多い。あまり美しいとは言えないが、心地いいことにはちがいない。銭江晩報が伝えた。

高校生の劉君はこの姿勢を好む一人だが、彼は今、これが原因で手術を受ける羽目になってしまった。もし、病院で検査を受けるタイミングがあと少しでも遅れていれば、彼の脚はもう少しで機能不全に陥っていたかもしれない。彼のように、脚を組む習慣が原因で手術を受ける患者は、浙江省人民病院では今年に入り4人に上っている。

今年の夏休み、劉君は家でテレビを鑑賞し、ゲームをする日々を送っていた。その後の大型連休の間も、彼は脚を組んで遊びにふけっていた。その結果、「右脚の甲が痺れ、脚を上げられなくなり、歩く際に片脚を引きずる」という状態に陥った。

浙江省人民病院神経内科副科長を兼務する神経生理科の張玲菊科長は、劉君の身体を細かくチェックした後、筋電図検査や神経伝導速度の検査を行い、「腓腹神経麻痺」(ひふくしんけいまひ)との診断を下した。張科長は、「腓腹筋(ふくらはぎ)の神経の損傷は、劉君が脚を組んだ姿勢で長時間ゲームをしていたことが原因と思われる」と話した。

張科長は、「長時間脚を組んでゲームなどで遊んでいると、立つ・動くなどの活動量が不足する。劉君の右脚の腓腹筋に走っている神経は、腓骨頭(膝関節のやや下の外側にある骨の出っ張り)に長時間圧迫され、それにより腓骨神経の機能障害を引き起こした。異常を感じたらすぐに医師の診察を受け、適切な治療を行わなければ損傷がいっそう酷くなり、元のような回復が望めなくなるかもしれない」と説明した。

張科長は、「普段脚を組む習慣があり、その習慣をやめられないという人は、長時間脚を組まない、時々組む脚を入れ替える、時々立ち上がって歩き回る、などの対策を講じるべきだ」と提案している。(提供/人民網日本語版・編集KM)

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