韓国がうらやむ、ノーベル賞続出の日本が抱えた“幸せな悩み”=韓国ネット「韓国人もせっかちを治せば…」「公正じゃないノーベル賞はなくすべき」

Record China    2016年10月23日(日) 7時20分

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19日、韓国・聯合ニュースは、自然科学分野におけるノーベル賞受賞者22人を輩出した日本で「数十年後には受賞者を出せなくなる」との指摘が出ているとし、同分野の受賞者がいない韓国にとっては「幸せな悩み」だと伝えた。資料写真。

2016年10月19日、韓国・聯合ニュースは、自然科学分野におけるノーベル賞受賞者22人を輩出した日本で「数十年後には受賞者を出せなくなる」との指摘が出ているとし、同分野の受賞者がいない韓国にとっては「幸せな悩み」だと伝えた。

昨年のノーベル物理学賞受賞者で東京大学の梶田隆章教授(57)は18日、韓国の高等科学院(KIAS)で開催された記者懇談会で、「現在、日本の科学界は委縮している。今のような雰囲気では20年後に日本からノーベル賞受賞者を出すのは難しい」と述べた。

梶田教授によると、21世紀に入り日本からノーベル科学賞が多く出たが、これは1980〜90年代の研究業績によるところが大きい。当時の日本は好景気だった上、大学教授も研究にかける時間が十分にあったという。しかし現在、状況は大きく変わっている。最近では各大学が獲得する点数を基に予算が配分されるため、教授は競争にさいなまれるシステムになっているのだ。さらに科学者に対する支援も減少、大学院生への奨学金支給も不安定な状況にある。

梶田教授は「現在、複数のデータから日本の科学の危機が確認できる」と説明、「上位1%の論文(引用数基準)数は停滞しており、日本の若者は修士課程を終えるとほとんどが就職してしまうため、博士課程の学生数が急激に減っている」と明らかにした。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「最近の日本の大学は点数によって予算が決まるのか。韓国みたい」

「大学の法人化に不安定化する奨学金…まさに韓国の姿だ。それでも日本は80〜90年代の研究業績でノーベル賞受賞者を輩出してるけど、韓国は?」

「過度な英語教育がノーベル賞を妨げる要因の一つ。なぜ工科大の授業を英語で行うの?日本は専門の翻訳書が多いから専攻に集中できるんだ」

「韓国は論文数を多くするために似たような論文があふれてるだけで、研究なんてしてない。論文や発表で韓国政府の研究予算はもらえるとしても、研究なしにどうやってノーベル賞を取るの?」

「判事や検事・医者を好む韓国文化では、今後もノーベル賞の受賞は数十年は難しいんじゃない?」

「ノーベル賞は公正じゃないからなくすべき。特に文学賞なんて文化も違うんだし、公正な物差しで測ることはできない」

「日本をリスペクトしたくないけど、日本はきちんと現状を見て20年後の心配をしてる。韓国はどう?大学に点数、不安定な奨学金…韓国はずーっとこのやり方でやってきた。それで10年以内にノーベル賞輩出なんてふざけてる」

「せっかちを治せば、韓国にも世界的な物理学者や数学者が出てくるはず」

「20年後には韓国が賞を総なめかな」

「賞に執着するのはやめようよ。韓国はノーベル賞が出ないから今後基礎科学を支援していくらしい。これまで支援されなかった分野に力を注いでくれるのはいいことだけど、ノーベル賞が目的っていうのは正しい現象?」(翻訳・編集/松村)

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