中国の宅配業界で2015年に使われた梱包（こんぽう）用テープの長さが、赤道425周分に相当することが中国国家郵政局の発表で分かった。

新華網が20日付で報じたもので、荷物1個につき1メートル使うと想定して計算された。同局のまとめによると、15年に使用された送り状の枚数は207億枚、ビニール袋は83億枚、封筒は31億枚、段ボール箱は99億個に上った。テープは1698万5000キロメートル、内側に使われる緩衝材は30億個だった。このほか、今年1−9月の荷物取扱量は前年同期比54％増の211億件、業界の売上高は44％増の2700億元（約4兆1650億円）余りに達したことも報告された。

中国では宅配業界が急成長を遂げているが、梱包資材による環境汚染が問題視されている。（提供/Bridge・編集/Yamaguchi）