20万人の慰安婦がいた中国、生存者は今や19人に―中国紙

Record China    2016年10月24日(月) 12時10分

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23日、中国の上海師範大学で「中国慰安婦歴史博物館」の開館式が行われたことを受け、信息時報は「中国大陸で生存する慰安婦被害者はわずか19人」とする記事を掲載した。写真は中国慰安婦歴史博物館。

2016年10月23日、中国の上海師範大学で「中国慰安婦歴史博物館」の開館式が行われたことを受け、信息時報は「中国大陸で生存する慰安婦被害者はわずか19人」とする記事を掲載した。

同大学では22日、開館式とともに中国と韓国が共同制作した2体の慰安婦少女像の除幕式が行われ、式には両国の元慰安婦も出席した。「日本兵から受けた暴行を忘れることができない。日本に謝罪と賠償を求める」と話す中国人の陳連村(チェン・リエンツン)さん(90)は、16歳の時に日本兵によって「後勤服務隊」に入れられ、昼は雑務、夜は日本兵の性の相手をさせられたという。一方、台湾の慰安所に連れて行かれた韓国人の李容洙(イ・ヨンス)さん(88)は「敵の猛攻から逃れるために隠れた山中でも日本兵の暴行は続いた。性病を患った時も注射を打ちながら軍人の要求に応じた」。

同大学の中国慰安婦問題研究センター主任、蘇智良(スー・ジーリアン)氏によると、かつて中国には数多くの慰安所があり、上海だけでその数は149カ所に上った。各国で性奴隷にされた40万人のうち、半数を中国人女性が占めたという。ただ、中国大陸の生存者はわずか19人。蘇氏は「元慰安婦の証言や博物館が保管する大量の資料は日本が戦時中に慰安婦制度という国家的犯罪、非人道行為を行ったことの証しとなる」と指摘している。(翻訳・編集/野谷

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