中国の航空会社がホテル大手ヒルトンの株主に―中国紙

人民網日本語版    2016年10月27日(木) 5時40分

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合併買収(M&A)を盛んに展開していることで有名な海航集団が、また次の手を繰り出した。写真は海南航空機。

合併買収(M&A)を盛んに展開していることで有名な海航集団が、また次の手を繰り出した。スイスのグランドハンドリング(空港地上支援業務)企業スイスポート、オーストラリアの航空会社ヴァージン・オーストラリア、スイスのケータリングサービス企業ゲートグループ、米国のカールソン・ホスピタリティ・グループのホテル事業などに相次いで出資したのに続き、このたびは国際的大手ホテルチェーンのヒルトンに狙いを定めた。京華時報が伝えた。

米国現地時間の24日、海航集団、米投資ファンドのブラックストーン・グループ、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは、海航がブラックストーンの関連会社からヒルトンの株式の約25%を買収することを明らかにした。

この買収の取引価格は約65億ドル(約6776億円)に上り、2017年第1四半期(1-3月)に完了する見込みだ。ヒルトンはさきに、年内にパークブランドとヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ(HGVC)の会社分割を行う予定で、分割後は海航がヒルトンの株式の約25%を保有することになるとしていた。この取引の内容については、ヒルトンと海航との間で株主間契約が結ばれている。契約に基づき、海航はヒルトン、パーク、HGVCの各理事会に対し2人ずつ理事を指定できることになっている。買収取引が終わると、ブラックストーンのヒルトン株持株比率は約21%に低下するが、引き続きヒルトンの理事会に理事を2人送り込むことができる。

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは現在、世界最大手のホテルマネジメントグループの1つで、傘下に13のホテルブランドをもち、超デラックスホテルから高級ホテル、中級ホテル、ビジネスホテルまで、ホテル市場を細かくカバーし、総客室数は77万室を超える。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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