この民度、恐るべし!日本の小学生が車に向かってお辞儀をした「本当の意味」―中国メディア

Record China    2016年10月30日(日) 6時50分

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22日、中国のポータルサイト・今日頭条に、「島国の小学生が道を渡る、この民度、恐るべし!」と題する記事が掲載された。

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2016年10月22日、中国のポータルサイト・今日頭条に、「島国の小学生が道を渡る、この民度、恐るべし!」と題する記事が掲載された。

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記事は冒頭、中国でこれまで何度も繰り返し転載されてきた、30秒ほどのある動画を紹介する。それは、日本の自動車に設置されたドライブレコーダーの映像で、横断歩道を渡りきった小学生たちが、振り返って自動車に向かってお辞儀をするという内容だ。この映像が転載されるたびに、中国のネットユーザーからは「なんて礼儀正しいんだ!」といった称賛の声が上がる。

ただ、映像をよく見ると一つの疑問が生じる。小学生たちが横断しているのは信号機があるところで、歩行者側の信号機が青になっている。つまり、赤信号で停車している車に向かってお辞儀をする必要はないのではないか、ということだ。しかし、記事はこの映像の「本当の意味」を紹介する。さらに映像をよく見ると、道路脇の電柱には黄色い機械が設置されているのがわかる。これは押しボタン式の信号機だ。

記事は、あまりなじみのない中国人に向けて、「人通りが少ない道路では自動車の往来をスムーズにするために信号をずっと青にしておき、歩行者がボタンを押した時だけ信号が変わるようになっている」と紹介。「これがわかれば、道路を横断した小学生がお辞儀をした意味を理解するのは難しくない。自分たちが横断するために信号を変えたことで車を待たせてしまったという、謝罪と感謝の意味があるのだ」と解説している。

さらに、「どのように教育すれば、まだわんぱくな時期であるはずの小学生が、これほど自覚を持ち、礼儀正しくなるのだろうか」と疑問を提起。その答えとして挙げるのが、「幼いからといって甘やかさない」こと。子どもが幼いことを口実に迷惑行為も叱らない中国の親とは異なり、公共の場所でのマナーについて子どもに根気よく教える。そうした両親の影響と社会の雰囲気のもとで成長した子どもたちは、誰かに見られていなくとも礼儀正しい行動を取るのだ、と記事は指摘している。

このほかにも、「日本の学校教育では道徳の授業が重視され、まず人としてどうあるべきかを教え、それから文化を教えているが、中国ではテストや成績のための授業になっている」とその違いを論じた。そして最後に、「日本の交通事故発生率は世界でも低い。これは幼少期にきちんとした教育を施していることと関係がある。もしあなたに子どもがいるなら、あなたもこういう教育を子どもにすべきだと思いませんか?」と問いかけている。(翻訳・編集/北田

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