Record China 2016年11月1日(火) 6時0分
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31日、韓国メディアはこのほど、2018年の韓国・平昌冬季五輪の準備が遅れているが、その背後には「崔順実ゲート」が隠れていると報じた。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウル・光化門広場で開かれた抗議デモ。
2016年10月31日、韓国・KBSはこのほど、18年に開催される韓国・平昌冬季五輪の準備が遅れており、国民から不安の声が上がっているが、その背後には、朴槿恵大統領から演説文や機密文書などを事前に受け取り、大統領府の人事や外交など国政全般に介入していたとされる疑惑「崔順実(チェ・スンシル)ゲート」が隠れていると報じた。
平昌五輪の開幕が約1年後に迫っているが、開会式や閉会式の会場となるメインスタジアムの工程率はわずか27.5%。紆余(うよ)曲折の末、メインスタジアムは五輪旗と五行を象徴する五角形に決まったものの、設計が遅れる中で事業費が367億ウォン(約33億円)も増えた。
原因はスイスのヌスルリ社を事業に参加させることに固執し、最終的な決定が6カ月以上も遅くれたためだという。ヌスルリ社とは、崔氏が所有するザ・ブルーKが了解覚書(MOU)を締結した会社。五輪組織委員会が「ヌスルリ社のコンセプトが合わないため、提案を受けることができない」と反対したが、文化体育観光部からの強い圧力があったという。これについて、文化体育観光部は「費用を減らすために海外の会社を推薦しただけ」と釈明した。しかし、五輪組織委員会が最後まで反対を貫いたため、結局ヌスルリ社は脱落することになった。
また、マスコットの発表も大幅に遅れた。当初はトラとクマが選ばれていたが、文化体育観光部のキム・ジョンドク前長官が突然、珍島犬に変更するよう指示を出した。しかし、五輪組織委員会は「犬を食用にする韓国のイメージと合わない」と判断。最終的には国際五輪委員会(IOC)まで反対したため珍島犬のマスコット案は通らなかった。これについて、文化体育観光部は「よく分からない」と述べ、詳しい言及を避けた。
この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。
「大韓民国の全ては崔順実のものだったということか…。厳しい処罰を与えよう」
「ここは崔順実国だった。セウォル号沈没も崔順実が招いた事故に違いない」
「ここまでくると、崔順実が介入していないものを見つける方が難しそう」
「崔順実がいなくなったら、五輪開催も延期されてしまうの?」
「崔順実を韓国から追放し、五輪の開催権を返上するべき」
「崔順実ゲートは想像を超えている。関連報道を見ると、怒りとストレスで病気になりそう」
「世界の人々が参加する五輪にも介入していたなんて!国際的な恥さらしだ」
「平昌五輪が韓国のイメージを失墜させる大会になることは明らか…」(翻訳・編集/堂本)
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