Record China 2008年2月5日(火) 22時27分
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5日の報道によると、中国の中央政府分の公益金は今年から予算管理されるという。また、2007年の全国の宝くじ売上げは1017億元(約1兆5260億円)に上ったたという。資料写真。
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2008年2月5日、国家審計所の最新の公報によると、今年から宝くじの公益金(売り上げから当せん金と経費を引いた残りの額)の中央政府分は国家予算に編入し、各項目に応じて管理していくという。また関係者によると、2007年の全国の宝くじの売上額は1017億元(約1兆5260億円)で、そのうち公益金は約350億元(約5300億円)に上っているという。「北京商報」が伝えた。
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今回の措置は、現行の宝くじの公益金の管理体制に不透明な部分が多いため、これを改善することが目的だと見られている。
宝くじについては現在、「宝くじ発行政策規定」によって、当せん金額は売上げの50%以上、発行費用は15%以下、公益金は35%以上と定められている。また公益金に関しては、別の国家規定によって中央と地方に50%ずつ配分し、中央分の公益金に関しては、既定の比率に基づき社会保障基金、特定公益金、民政部、国家体育総局にそれぞれ分配されることが定められている。
しかし公益金をどのように使用するかなどの規定はなく、公益金の使途が不透明なままであった。例えば国家体育総局では、2000年から06年の間に2787万元(約4億2000万円)の公益金を流用し、株式運用をしていたとして国家審計所に摘発され、各界から大きな注目を集めるなどの事件が発生していた。
今回の措置により、宝くじの公益金は財政予算に組み込まれた後、収入は一旦すべて国庫に納められ、支出も統一管理されることになり、今後毎年の公益金の収入および各項目の支出はすべて予算管理され、公益金支出項目の執行状況や最終の効果などすべてが明らかになるという。(翻訳・編集/HA)
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