幼稚園が10万カ所以上足りない!?「二人っ子政策」で新たな課題―中国

Record China    2016年11月15日(火) 10時50分

拡大

14日、日本では待機児童の問題が深刻になっているが、中国青年報によると、「一人っ子政策」の廃止によって中国でも幼稚園不足が懸念されている。写真は北京の幼稚園。

2016年11月14日、日本では待機児童の問題が深刻になっているが、中国青年報によると、「一人っ子政策」の廃止によって中国でも幼稚園不足が懸念されている。

中国では昨年、1979年から続いた「一人っ子政策」を完全に廃止することを決定、今年から正式に「二人っ子政策」を施行した。専門家の間では、「二人っ子政策」でも人口減少に歯止めはかからないとの指摘も出ているが、それでも出生人口は1500万人以上の増加が見込まれている。

記事によると、「二人っ子政策」施行から4年目の2019年から、幼稚園に通う年齢の児童が急増すると見られている。具体的には、19年は4981万3900人、20年は5449万6100人、ピークを迎える21年には5750万8200人と推計される。

そこで問題になるのが、年々入園児童数が増加している幼稚園の不足だ。14年時点で20万9900カ所ある幼稚園は、21年には31万9500カ所が必要になる。また、幼稚園教師は14年時点の184万4100人から383万3900人に、保育員は55万800人から191万6900人にそれぞれ増員が必要だという。

記事は、新たな教育資源の拡充と同時に、少子化で需要が減少している教育資源の活用など、年を追うごとの調整が必要であると指摘している。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

中国の本ならレコチャのオンラインショップへ
中国・韓国関連の本の販売依頼も受付中

中国や韓国の専門知識を生かしませんか?
レコードチャイナではコラムニストを募集しています。
どしどしご応募ください!応募はこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携