2010年に日米を抜き、世界一の自動車生産大国に―中国

2008年2月8日、中国の自動車生産台数は2010年に世界一となる、こんな予測が「中国汽車（自動車）報」によって伝えられた。

【その他の写真】

国家信息（情報）センター信息資源部の徐長明（シュー・チャンミン）主任は先に開かれた「2008年中国自動車市場分析予測会議」の席上、この大胆な予測を発表。国際市場で欧米や日本の自動車メーカーが伸び悩みや停滞を見せているなかで、中国の自動車産業は依然として好調であり、06年には年間生産台数が700万台の大台を突破。07年には888万台を生産し、879万台を販売した。08年にも2ケタの上昇率が見込まれ、生産台数は1000万台を超える可能性が高い。

現在、世界で年間生産台数1000万台を超えているのは米国と日本の2か国だけだが、数年前にドイツを抜いて第3位となった中国は、第2位の日本に限りなく近づいており、このまま2ケタ成長を続ければ、2010年には中国が米国と日本を抜いて一気に世界一の自動車生産大国になる見込み。（翻訳・編集/本郷）