＜大雪＞河を流れる氷塊により堤防が決壊―新疆ウイグル自治区

2008年2月9日、中国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州グルジャ（伊寧）市でイリ河の堤防が決壊した。住民に死傷者は出ていない。天山網が伝えた。

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大雪の影響によりイリ河には氷塊が増え、ついに堤防を破壊、800mにわたり決壊した。あふれ出た水は付近の耕地や林を飲み込んでいる。付近の33戸、196人が一時避難した。今後イリには再び降雪と気温低下が予測されており、洪水の危険性はますます高まると見られている。

洪水対策の関係者は「近年堤防の強化に努めてきたが、まだまだ基準を満たしていない」と話し、「今後は防災施設の建設だけではなく、予報と対策の策定などの対策もより強化する必要がある」とコメントした。（翻訳・編集/KT）