Record China 2016年11月20日(日) 9時0分
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18日、澎湃新聞網は記事「科学研究:中国のスモッグは中性、多数の死者を出したロンドンスモッグとは異なる」を掲載した。中国の大気汚染は化学反応によって中性に保たれているという。写真は北京の大気汚染。
2016年11月18日、澎湃新聞網は記事「科学研究:中国のスモッグは中性、多数の死者を出したロンドンスモッグとは異なる」を掲載した。
科技日報によると、米科学誌『米国科学アカデミー紀要』に1952年のロンドンスモッグと中国の大気汚染との比較研究が発表された。ロンドンスモッグは暖房用の石炭が主な発生源であり、二酸化硫黄によって強酸性のスモッグが形成された。4000人が命を落としたとされる。一方、中国では二酸化硫黄のほかに、火力発電所から排出される二酸化窒素、肥料や自動車排気ガスが排出源となる窒素も大気中に排出されている。これらの物質が化学反応を起こして中和するため、汚染大気は中性になっている。同じスモッグとはいえ、ロンドンスモッグと中国の大気汚染ではまったく異なる状況が生じていることが明らかとなった。
『米国科学アカデミー紀要』の論文は純粋な科学研究だが、中国ネットユーザーには別の意味で受け止められたようだ。
「中性、ね。ひょっとして健康にいいってことかな」
「そんな幸運があるんですね」
「ロンドンスモッグみたいにすぐ死ぬことはないかもしれないが、時間をおいて健康被害が出るんでしょ」
「また専門家が中国の支持してくれたぞ。とほほ」
「嘘つきばっかり」
「ロンドンのスモッグは毒、中国のスモッグは栄養になるってことだね」
「中国の大気汚染は万病の薬ですよ!」
「大気汚染がひどすぎて気管支炎になったんだけど……どういうこと?」
「安心しました(笑)」
(翻訳/編集・増田聡太郎)
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