宇宙軍備競争禁止条約案、中ロが軍縮会議で共同提出―ジュネーブ

Record China    2008年2月13日(水) 12時21分

拡大

12日、ジュネーブで開かれている国際軍縮会議で、中国とロシアが宇宙軍備競争を禁止する条約案を提出した。これにより法的文書の締結と法体系の成立を目指す。写真は2006年重慶市で開催された有人宇宙飛行展。

(1 / 6 枚)

2008年2月12日、新華網によれば、ジュネーブで開かれている軍縮会議で、中国とロシアが宇宙兵器配備を禁止する条約案として「宇宙兵器の配備、宇宙設備に兵器使用・威嚇することを防止する条約」の草案を共同で提出した。新たな法的文書を成立させることで、宇宙の軍拡競争、武器使用を抑制し、宇宙空間の平和と安全を促進するのが狙い。

その他の写真

中国は「宇宙が人類の日常生活と切り離すことができず、各国の福祉と社会進歩に関わってくるものであり、宇宙での兵器配備や軍拡競争を禁止し、宇宙の平和と安全を守ることは、全世界各国に共通する利益だ」とし、「国際的な法律体系の成立と法的文書の締結が必要不可欠だ」とその重要性を主張した。

ロシアのラブロフ外相は「宇宙の安全は難しい局面に置かれている」とし、条約締結に向けて早急な議論開始を呼びかけた。

宇宙の軍拡競争を抑止する問題はこれまでも軍縮会議で中心的な議題となっており、1985年から94年の会議では宇宙軍縮特別委員会が設置されていた。現在、宇宙軍拡を抑止する国際法的文書を成立させることは国際社会の共通認識となっている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携