<旧正月>漢民族とはひと味違う、遊牧民トワ人の正月―内モンゴル自治区

Record China    2008年2月13日(水) 19時55分

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内モンゴル自治区の草原では、モンゴル族の支族である少数民族のトワ人たちが、遊牧文化色濃厚な旧正月を迎えている。これからは独自の文化を広めるべく、対外的にも祭りを開放していくことになる。

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2008年2月6日、旧暦で大晦日を迎えた内モンゴル自治区の草原では、少数民族のトワ人たちが祝いの宴を開いていた。トワ人とは、人口2000人のモンゴル族の支族で、かのジンギスカン軍の子孫と言われている種族だ。彼らは現在でも独自の文化を守りながらひっそりと暮らしている。

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一家の主人が牛の骨付きもも肉を切り分け、家族みんなに与え、盛大な宴は始まりを告げる。さらに残った骨を縦にかち割り、中の骨髄にみんなでかぶりつく。この時、大地の恵みであるご馳走をいただきながら、1年の健康と家畜の繁栄を祈るのだ。

年が明けると、トワ人も漢民族と同じように餃子を食べて新年を祝い、厚い氷に覆われたカナス湖で競馬やレスリング、アーチェリーなどに興じる。遊牧民族ならではのイベントが盛りだくさんの祭りとなる。

今年の旧正月が従来とひと味違うのは、これらの祭りを重要な観光資源として対外的に開放し、国内各地の旅行客を招きいれた点である。彼らの文化を広く紹介すると同時に、貴重な冬季の収入源となるこの試みは、今後さらに大きく発展していくことだろう。(翻訳・編集/愛玉)

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