日中関係の影響もあってか、2011〜2015年に中国で上映された日本映画はわずか7本だったが、今年は過去最多の11本が公開されている。内訳は、「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」「BORUTO ボルト −NARUTO THE MOVIE−」「ビリギャル」「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」「寄生獣」「ドラゴンボールZ 復活のF」「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」「クレヨンしんちゃん爆睡!ユメミーワールド大突撃」「ONE PIECE FILM GOLD」「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」「君の名は。」。
日本といえばアニメ映画の印象が強いが、1992年に「となりのトトロ」と「風の谷のナウシカ」が上映されて以降、2007年の「ドラえもん のび太の恐竜」まで15年間に渡って日本のアニメ映画は中国で上映されなかった。その後もいくつかの日本映画が中国で上映されるも、成績はイマイチ。転機となったのは昨年5月公開の「STAND BY ME ドラえもん」だった。中国のドラえもん人気を背景に、興行収入は日本市場を上回る5億3000万元(約85億円)に達した。
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