＜ダルフール問題＞英紙掲載の中国への要求書簡、「ロゲ署名は捏造」―IOC会長

2008年2月14日、英「インデペンデント」紙が国際オリンピック委員会（IOC）のロゲ会長や8人のノーベル平和賞受賞者を含む80人が署名した書簡を掲載した。書簡では中国政府に対し、スーダン政府に働きかけダルフール紛争の問題解決に尽力するよう求めたもの。「五輪精神」にのっとり、開催国として相応しい役割を果たすよう強調している。「環球時報」が伝えた。

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ところがこれに対しIOCのロゲ会長は、「書簡には署名していない」と否定している。ロゲ会長の報道官も「これは（署名は）完全に捏造だ」と述べているという。

フランスAP通信社の同日付報道によると、この書簡は12日、「危機行動」と名乗る組織が世界中のメディアに向けて公表した。12日の時点では、ロゲ会長の署名はなかったという。（翻訳・編集/NN）