第2の「華南トラ」事件?今度は「チベットカモシカ」の捏造が発覚―中国

Record China    2008年2月18日(月) 12時47分

拡大

17日、中国でまたもや野生動物の捏造写真が発覚。今度は国営中央電視台(CCTV)「2006年10大ニュース写真」銅賞に輝いた「野生動物に命の道を切り拓く青蔵鉄道」という写真の「チベットカモシカ」という。

2008年2月17日、中国でまたもや野生動物の捏造写真が発覚した。今度は国営中央電視台(CCTV)「2006年10大ニュース写真」銅賞に輝いた「野生動物に命の道を切り拓く青蔵鉄道」という写真の「チベットカモシカ」という。人民日報(電子版)が伝えた。

この写真は青蔵鉄道を通過する列車とチベットカモシカの群れがちょうど交差するという、珍しい“決定的瞬間”をフィルムに収めたもの。事の発端は今月12日、世界最大の中国語の写真愛好家サイト「色影無忌」に、「チベットカモシカの写真は合成」と書き込まれたスレッド。あっという間に12万件以上のアクセスが集中し、コメント数も1500を超えた。第2の「華南トラ」事件の勃発か?と大騒ぎになる。

このスレッドを立ち上げたハンドルネーム“dajiala”によると、「写真の下の部分に不自然な線が見える」という。まるで2枚の写真を合成したかのようだとのこと。さらにその後、多くのネットユーザーによる「検証」の結果、「臆病な習性にも関わらず、列車通過時の騒音の中、群れが整然と前進している」、「違う時期に撮影したと紹介する別の写真の“石”が、なぜか全く同じ」という新たな矛盾点が発見された。

この写真の撮影者である劉為強(リウ・ウェイチアン)氏はすでに、写真が「合成である」ということを認めているという。一般ユーザーにも簡単に見破れる簡単な“トリック”を、CCTV選考委員の専門家たちがなぜ見破れなかったのか?

チベットカモシカはチベット高原など一部地域でしか生息しない希少動物で、国家1級保護動物に指定されている。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携