Record China 2017年1月20日(金) 18時0分
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20日、朴槿恵大統領の友人、崔順実被告による国政介入事件を捜査する韓国の特別検察チームが、朴大統領が使用していた「他人名義の携帯電話」は崔被告が渡したものであると疑われる証拠を確保したことが分かった。写真はソウルの朴大統領の退陣を求めるデモ。
2017年1月20日、韓国・聯合ニュースによると、朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人、崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件を捜査する韓国の特別検察チームが、朴大統領が使用していた「他人名義の携帯電話」は崔被告が渡したものであると疑われる証拠を確保したことが分かった。
司法当局によると、崔被告のめいのチャン・シホ被告は検察の捜査で、「朴大統領に他人名義の携帯を届けたことがあるか」との質問に対し、「崔順実の頼みを受け、他人名義の携帯を契約したことがある」と述べた。チャン被告は昨年6月ごろ、崔被告から「運転手の身分証明書で携帯電話を契約してほしい」との頼みを受けたという。チャン被告は「携帯電話を契約して届けたが、その携帯がどのように使われたかは分からない」と明らかにした。特別検察チームは、崔被告がチャン被告に契約させた携帯電話を朴大統領に渡した可能性が高いとみて捜査を進めている。
韓国野党「共に民主党」のアン・ミンソク議員は昨年11月、国会の緊急懸案質問で「チャン・シホ氏は他人名義の携帯を6台使用していたが、そのうちの1台は朴大統領に渡したとみられる」と主張していた。これに対し、大統領府は「根拠のない虚偽の主張」と反論した。しかし、19日に憲法裁判所で開かれた朴大統領への弾劾訴追を判断する審理で、チョン・ホソン前大統領府付属秘書官は「大統領も他人名義の携帯を使用していた」と明らかにした。これまでに、崔被告をはじめとする国政介入事件の関連人物のほとんどが他人名義の携帯電話を使用していたことが分かっている。チョン前秘書官は他人名義の携帯を使用していた理由について「盗聴や通信傍受を警戒するため」と説明した。しかし、「保安上の理由より、崔順実の存在を隠し、頻繁に連絡を取りやすくするために、朴大統領と周辺の人物は不法な他人名義の携帯電話まで使っていたのではないか」と指摘する声が高まっている。
この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。
「国のトップが自ら法律で禁止した他人名義の携帯を使っていたなんて」
「大統領がこのありさまだ。国が正常に動くわけない」
「大統領府は口を開くたびにうそをつくね」
「韓国の大統領府は他人名義の携帯電話を使う犯罪集団だったの?」
「朴大統領はやっぱり崔順実の操り人形だった。朴大統領はいまだに“創造経済”が何であるかさえ理解していないのだろう」
「歴代大統領のほとんどが他人名義の携帯電話を使っていたはず。なぜ朴大統領だけが捜査される?」
「なぜこれが問題になるの?常に北朝鮮などの敵に狙われている大統領が他人名義の携帯を使うのは当然のこと」
「朴大統領の国に対する愛が大き過ぎただけ。弾劾は絶対に無効!」(翻訳・編集/堂本)
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