<冷凍サバ>「ジクロルボスの取り扱い歴ない」中国の加工会社が発表

Record China    2008年2月20日(水) 12時8分

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19日、中国で加工された冷凍サバから殺虫剤成分が検出された事件で、中国企業側は輸送過程を含め、ジクロルボスを使用したことはないと発表。写真はジクロルボスに浸した魚を販売していた三亜市の業者。

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2008年2月19日、新華社によれば、中国で加工された冷凍サバから殺虫剤成分であるジクロルボスが検出された件について、中国企業側が「過去に同薬品を使用したことも購入したこともなく、また輸送の過程でも殺虫剤を使用した経験はなく、原材料など18品目のサンプル検査でもジクロルボスが検出されたことはない」と発表した。新華網ニュース速報が伝えた。

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2月18日、人民網によれば、香川県讃岐市の冷凍食品会社「香西物産」が18日、中国から輸入した寿司ネタ用の冷凍サバから食品衛生法の定める基準値を上回る殺虫剤成分ジクロルボスが検出されたと発表した。香西物産は、同じ工場で加工された19品目の製品の自主回収を決定。残留濃度はすぐ健康に影響するものではなく、今のところ被害報告はないという。

同社によれば、この冷凍サバは、2007年6月5日、中国山東省の威海金琳水産と威海市宇王水産食品が加工し、神戸市の卸売業者神港魚類が日本に輸入した。日本の食品衛生法で定められている魚貝類の残留殺虫剤成分は0.01ppm以下で、問題のサバから検出された数値は0.14ppmだった。

問題のサバはデンマークで捕れたもので、香西物産は「デンマークでの水揚げから輸入されるまでの過程で殺虫剤成分が混入したのではないか」としている。(翻訳・編集/岡田)

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