Record China 2008年2月20日(水) 15時54分
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サッカー東アジア選手権の2日目は女子が開幕し、中国は3−2で韓国を下した。
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■■■■■2008年02月19日■■■■■
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『韓国恐怖症』の男子とは異なり、中国女子にとって、韓国はこれまで18戦17勝1敗の『お得意様』。そんな韓国を相手に、一時は逆転されたが、最後はFW韓端が2点目となるゴールを決め、粘る韓国を下した。
重慶はあいにくの雨。時を追うごとに激しくなる雨の中、ゲームは行われた。何と言っても、収穫は、FW韓端の2ゴールだろう。前半44分、左サイドからのフリーキックから決めた先制点。そして、1−2で1点を追いかける後半34分、コーナーキックから左足で決めた同点ゴール…。いずれも、「ここぞ」というところで決めた“大黒柱”らしいゴールだった。
また、特にゲーム後半は、中国女子の「勝ちたい」という姿勢が非常に感じられた試合だった。月並みな言い方だが『気持ちでつかんだ』勝利ともいえるだろう。その点では、男子の戦いぶりとは非常に対照的に感じた。試合後半、特に1点ビハインドという場面で、各選手が死に物狂いで、ゴールに向かっていく『姿勢』は見ている側にもヒシヒシと伝わる。
かつて世界トップレベルを走っていた中国女子。今は、テクニック的には、当時よりかなり劣るが、その『精神』は受け継いでいるのかもしれない。
次は21日、19:30(北京時間)から強豪の北朝鮮戦。エリザベス体制の真価が試される試合となるだろう。守りの要の李潔が試合終了直前のイエロー累積で出場停止なのは、大きなマイナス材料だが、『結果』で、チームを取り巻く不運を吹き飛ばしたい中国にとっては、結果を求めたい試合となる。
<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>(了)
■筆者プロフィール:朝倉浩之
奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。
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