中国を舞台にした英演劇が物議、「名前は中国人なのに役者は全員白人」に批判―英メディア

Record China    2016年12月26日(月) 17時10分

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26日、英ロンドンのノッティング・ヒルにある劇場で、このほど白人が中国人を演じる演劇が上演予定だが、「人種差別」と物議を醸している。写真は英・ノッティング・ヒル

2016年12月26日、英ロンドンのノッティング・ヒルにある劇場で、このほど白人が中国人を演じる演劇が上演予定だが、「人種差別」と物議を醸している。環球時報が伝えた。

英紙デイリー・テレグラフによると、同演劇は古代の中国を舞台とし、窮地に陥った人物が見せるユーモアや苦痛を表現している。登場人物はみな中国人の名前で、上演は来年の1月を予定している。

演劇は公開前だが、ロンドンの同業者からは「中国人の役を白人が演じる必要は全くない。人種差別の表れだ」と批判の声が聞かれている。さらに、「中国を題材にした演劇だが、中国人の役者は1人もいない。これは劇作家が求めているものではないはずだ」との意見や、英国王室のユージェニー・オブ・ヨーク王女がスポンサーとなっていることから、「この劇の問題を認識し、王女はスポンサーから降りるべき」との声も聞かれた。

これに対し劇場側は、「物語の舞台は中国」としながらも、多様な文化や芸術を主要な表現の手法としていると説明し、同演劇の表現に対する意見は理解すると語っている。(翻訳・編集/内山

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