Record China 2008年2月24日(日) 16時9分
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21日、第2回全国農業調査の結果が発表された。調査により、農村ではインフラ整備とともに労働力の流出が進む農村の情況が明らかになった。写真は北京で働く出稼ぎ農民。
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2008年2月21日、21世紀経済報によれば、国務院第2回全国農業調査指導グループ事務室、国家統計局による第2回全国農業調査で得られた主要なデータが初めて公開された。この調査は2006年から開始され、現在の中国における「三農」(農業、農村、農民)の情況が明らかになった。第1回調査は1996年に実施されている。
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調査結果から、農村におけるインフラ設備が大幅に改善され、農村の道路、通信、住宅などの面で、国が大規模な投資を行った成果が現れていることが明らかになった。また、社会事業の推進により教育問題と医療問題にも大きな改善が見られた。
依然立ち遅れているのが農村の公衆衛生。調査結果によれば、飲料水が浄水処理されている農村は24.5%、ゴミの集中処理が行われている村は15.8%、メタンガス池(注:糞尿によりメタンガスを生成しエネルギー資源として活用する施設)を所有する村は33.5%、トイレの改善が完了した村は20.6%にとどまる。
農村から流出する労働力は、中国経済の急速な発展を支える重要な柱となっているが、農村の労働力構成に変化が現れているという。調査結果によれば、2006年末、農村の就労者数は4億8000万人で、そのうち1次産業が70.8%、2次産業が15.6%、3次産業が13.6%という割合で、第1回調査と比べて1次産業の就労者数が5ポイント低下している。
また、調査結果によれば、2006年末、農村の常住人口における労働力総資源は5億3000万で、農村から他の地域に働きに出ている人の数は1億3000万。そのうち男性が64%を占め、40歳以下が82.1%、中学以上の学歴を持つ者が80.1%で、他県へ働きに出ている者は80.8%に上るという。(翻訳・編集/岡田)
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