韓国国会の敷地に野良猫の餌場設置、韓国ネットから歓迎の声多数、「その場限りの対策」「敵対視する社会の雰囲気を変える策略」の声も

Record China    2017年1月11日(水) 0時10分

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5日、韓国日報によると、ソウル・汝矣島(ヨイド)にある国会議事堂の敷地内に野良猫のための餌場が設置された。写真は韓国国会。

2017年1月5日、韓国・韓国日報によると、ソウル・汝矣島(ヨイド)にある国会議事堂の敷地内に野良猫のための餌場が設置された。

動物保護団体のティンカーベルプロジェクトは4日、国会議事堂内の厚生館前で禹潤根(ウ・ユングン)国会事務総長と、朴洪根(パク・ホングン)・李貞美(イ・ジョンミ)動物福祉国会フォーラム共同代表、洪永杓(ホン・ヨンピョ)環境労働委員長、 韓貞愛(ハン・ジョンエ)議員、国会の補佐陣、動物関連団体協議会の会員らが集まる中、野良猫の餌場の設置式が行われたことを明らかにした。先月9日、ハン議員がウ事務総長に国会内の野良猫の実態を伝え、動物団体の意見を受けて餌場の設置を積極的に提案、これをウ事務総長が積極的に検討したことにより、今回の設置が実現したという。

この日、国会の4カ所に設置された野良猫の餌場は、単なる餌場ではなく、野良猫が楽に休める憩いの場も兼ね備えているのが特徴で、動物関連団体代表者協議会が餌や駆虫剤を支援し、今後の管理は「共に民主党」の補佐陣が責任を持ち、野良猫の不妊去勢手術は動物団体と韓国猫獣医師会が協力することになっている。

ティンカーベルプロジェクトのファン・ドンヨル代表は、「今回の国会内における餌場の設置は、人と野良猫が平和に共存できる良い事例になることだろう」と期待を寄せている。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「大歓迎。ありがとうございます」

「補佐陣の皆さんもお忙しいと思いますが、ニャンコたちのご飯の面倒よろしくお願いします」

「野良猫たちの冬越えの大きな力になると思う」

「人間と野良の動物が共存できる社会になったらいいな。地球は人間だけじゃない、全ての生命体のものだから」

「初めて国会が気にいった」

「朴大統領がいないから、国が少しは回って来た気がする」

「許可なく犬や猫を繁殖させるブリーダーもなくすべき。猫の遺棄が増えてる理由でもある」

「税金をそんなふうに使うんじゃなくて、これ以上遺棄される犬や猫が出ないようにシステムを作るべき。その場限りの対策では何の効果も得られない」

「設置して恩着せがましく話題にするだけして、その後放置なんてことはしないでほしい。何であれ、お金をかけて設置したものはしっかり活用してほしい」

「国会周辺に野良猫があまりいないにもかかわらず、国会が共存に力を注いでいるということは…敵対視する社会の雰囲気を変えようとしてるってこと」(翻訳・編集/松村)

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