河北省の大干害の実態明らかに、25万人の飲み水が足りない!―河北省

Record China    2008年2月27日(水) 8時45分

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2月25日、新華網は河北省の降水不足による干害の実態を詳細に伝えた。被害耕地は50万haに及び、25万人が飲料水不足に苦しんでいるという。写真は05年の様子。

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2008年2月25日、新華網は昨年冬以来の降水不足による、河北省の干害の実態を詳細に報道した。

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河北省の水利部門によると、同省の降水量は平年より60%減で深刻な干害が発生。耕地の被害面積は50万haに達し、このうち春耕地の31万haで、田の水分が失われた状態という。また、冬小麦では約18万haが被害を受け、麦畑の一部では死苗も見られた。

この水不足は省内の水源にも大きな影響を及ぼし、水の供給が滞っている。2月の中旬までに省内全域の貯水率はわずかに19億立方メートルで、平年と比べ5億立方メートルの減。一部の貯水池では、水位が非常に低く、給水不可能となっている。また、地下水位も下降が続き、5万か所のポンプ式井戸が使用不可能だという。この結果、飲料水の不足に悩む人は25万人にも及ぶと推計している。

同省は従来も、干害に抵抗できる作物の栽培や節水型の灌漑面積の増設など、対策に予算を投じてきたが、想像以上の少雨に後手に回っているのが実情。特に飲料水不足は人命にも直結する問題だけに、国とも連携をとりながら解決を急ぐ方針だ。(翻訳・編集/小坂)

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