寒波の被害続く!漁業に750億円の被害、沿海部の養殖魚9割が死ぬ―広東省

Record China    2008年2月28日(木) 7時38分

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26日、広東省海洋漁業局によると、先ごろの寒波の影響で、同省の漁業が壊滅的な影響を受け、被害総額は現時点で約750億円。沿海部の養殖魚に至っては9割が死んだという。

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2008年2月26日、広東省海洋漁業局によると、先ごろの寒波の影響により、同省の漁業が壊滅的な被害を受けたという。25日午後8時30分の時点で、被害のあった養殖地は約2万ha、41万tの魚介類が被害を受け、損失額は50億元(約750億円)近くに及ぶ。これらの数字は数日以内にさらに上昇すると言われており、同省の水産・養殖業にとっては未曾有の事態となった。金羊網が伝えた。

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「2月18日の被害27t」「22日の被害33t」「25日の被害41t」…。天気は日増しに暖かくなる一方、なぜか被害数は日々増加。「凍死した魚の死骸は海底に沈んでいたが、水温が上昇して氷が融け、海面に浮上した。同時に凍傷から疫病が流行り、病気が広まっているため」と同局の陳良尭(チェン・リアンヤオ)副局長は説明する。寒波が落ち着いた今月半ばから被害報告が急増したのもこのためだという。

省内で最も被害を受けたのは最南部。10億元(約150億円)近い被害を受けた地域もあるほどだ。寒波発生時、冷たい大気が広西省から入ったためと考えられており、南部の被害が大きく、同省沿海部の養殖魚9割が凍死あるいは病死した。

今回の寒波で魚類の種苗の約3割が失われ、不足分は海南省から補充される。しかし、「適切な対策がとられない場合、4月〜6月の間、広東に魚不足が発生し、値上がりが起こるだろう」と専門家は危惧している。(翻訳・編集/小坂)

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