給料3カ月分を落とした老人清掃員を救った、心温まるうそ―中国

フライメディア    2017年1月24日(火) 18時30分

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15日、中国3大ポータルサイト・騰訊のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、この冬で稼いだ給料3カ月分を落とした老人清掃員を、失意のどん底から救った心温まるうそが話題になっている。

1月15日、中国3大ポータルサイト・騰訊のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、この冬で稼いだ給料3カ月分を落とした老人清掃員を、失意のどん底から救った心温まるうそが話題になっている。

1月13日早朝、中国のSNS「微信(We Chat)」上で、あるツイートが拡散した。「70歳の清掃員が、給料3カ月分が入った茶封筒を落としました。茶封筒には、程建新(※実際の本名は、程延新)、3360元(約5万5000円)と明記されています。彼には子がおらず、このお金で春節を迎えようとしていました。拾った方は、私の電話番号まで連絡を下さい」。

このツイートを発信したのは、山東省無棣県の小籠包販売店で働く趙平(ジャオ・ピン)さん、30歳。13日早朝、小籠包店の常連客である程延新(チョン・イエンシン)さんの様子がいつもと異なったため理由を尋ねたところ、給料を落としたことが判明、いてもたってもいられずツイートをしたという。

その後、趙平さんのところには、100本以上の電話がかかってきた。甘粛省、河北省、天津、煙台、中にはイギリスからかかってきたものもあるという。後日、記者が着信履歴のうちの1人に電話をしたところ、「ツイートを見て、もし本当の話なら、少しでもお金を出せればと思った」という。

13日11時過ぎ、情報提供を呼び掛けてからほどなく、1人の30代男性が車を運転し、小籠包店近くで清掃をする程さんに声をかけた。「ちゃんとあるか数えてみて」と男性が渡したのは、「程建新3360」とかかれた茶封筒だった。趙さんは、写真を撮ろうと引き留めたが、男性は名も名乗らず去ってしまったという。

茶封筒には確かに3360元が入っていたが、程さんは、封筒を手にした時、自分のものではないと気がついた。「私の茶封筒にはボールペンで字が書かれていたが、これは太いペンだ」。

その後、ネットユーザーが突き詰めたところ、この男性は劉(リュウ)さんといい、「友人がお金を老人に渡してほしいということで届けた」という。お金は、劉さんが1800元(約3万円)、友人が残り大部分、ネットユーザーも一部出し、3360元をかき集めた。

落とした茶封筒はまだ戻ってきていないが、程さんは、今回の心良き人々の善意に感動を隠せず、「良い人はたくさんいる!」と述べた。(提供:フライメディア)

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