<続報><ギョーザ事件>「工場は異常なし」中国での毒物混入に否定的、捜査当局が初会見―中国

Record China    2008年2月28日(木) 13時2分

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28日、中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国の捜査当局である中国公安省と国家質量監督検験検疫総局(質検総局)が記者会見。改めて「中国で毒物が混入された可能性は極めて低い」と強調した。写真は「天洋食品」。

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2008年2月28日、中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国の捜査当局である公安省が初めて記者会見の場に現れた。会見には、国家質量監督検験検疫総局(質検総局)の魏伝忠(ウェイ・チュアンジョン)副局長も出席し、改めて「中国で毒物が混入された可能性は極めて低い」と強調した。中国新聞社(電子版)が伝えた。

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魏副局長は冒頭で、「日本で中毒の被害にあった方々が1日も早く回復するようお祈りする」と述べた上で、これまでの経緯と捜査の進捗を発表した。

概要は以下の通り。

1、駐日中国大使館経由で日本政府から事件発生の知らせを受け、すぐに日本の厚生労働省や関連部門と連絡を取って具体的な状況の把握に努めた。

2、ただちに調査チームを結成し、問題のあった製品と同じ及び近い製造日の製品全てにサンプル検査を実施。いずれからも「メタミドホス」は検出されなかった。

3、製造元の「天洋食品」工場を生産停止処分とし、さらに日本に輸出済み及び輸送途中の製品に対しても全力で回収にあたった。

4、「天洋食品」工場の原材料調達、生産加工、包装、貯蔵、輸送、輸出などの各工程、作業風景を録画したビデオ、生産記録に至るまで厳しい調査を実施した。

5、今月3日、中国側合同調査チームが日本に渡り、積極的に調査活動に協力した。日本から持ち帰った製造日の異なる10袋を検査したがメタミドホスは検出されなかった。

6、「天洋食品」は95年に日本の農水省の認可を受けており、01年3月と05年6月の2回、工場視察も受けている。10数年にわたって対日輸出に何の問題もなかった。

7、今月4日、質検総局と河北省政府は、中国に派遣された日本側調査団の「天洋食品」調査に全面的に協力した。調査団はその後、「工場は清潔で管理もしっかりしている。何の異常も見られなかった」と述べた。

8、今月12日、魏副局長ら数人が再び「天洋食品」を訪れ、厳しい調査を実施。日本側が示した「工場は清潔で管理もしっかりしている。何の異常もない」と全く同じ見解に至った。(翻訳・編集/NN)

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