Record China 2018年1月15日(月) 13時10分
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昨年、中国における「アパホテル騒動」のきっかけとなる動画を投稿した米国人女性と中国人男性の2人が、投稿から丸1年に当たる15日に再び「アパボイコット」を訴えた。
2人は昨年1月15日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のアカウント「KatAndSid」から動画を投稿。2人が東京に旅行した際に利用したアパホテルの客室に「南京大虐殺」を否定する書籍があったとし、「中国人はこの事実を知った上で宿泊するかどうかを決めるべき」と訴えた。
この投稿がきっかけとなり、中国のネット上でアパホテルへの批判が過熱。「ボイコット」運動が展開されたほか、旅行会社はアパホテルの取り扱いを停止した。中国外交部もアパホテルを批判するコメントを発表した。
騒動から1年を迎えた今年の15日、2人はきっかけとなった動画を再び微博に投稿。「今日は1月15日だと気付いた。去年のこの日、何が起きたか覚えていますか?」「あの人(アパホテル代表)は『数カ月経てば忘れる』と言っていたが、もう1年が過ぎた。あの人の言う通りにならないことを願う。引き続き日本のアパホテルをボイコットしよう」などと呼び掛けている。
中国のネットユーザーからは、「忘れていない!」「日本に行ってもアパだけには泊まらないようにしている」といった声がある一方、「中国人は本当に忘れっぽい。韓国コスメのボイコットだって最初は熱くなったブロガーたちも、今じゃまた使い始めている」といった声も。また、「日本で通訳をしているけど、ある日本人がこの話を聞いたら『最低だな』と言っていた。悪い日本人もいるけど、善良な日本人もいるよ」といったコメントも見られた。
このほか、「今はマリオット(がターゲット)だな」という声も。これは、米ホテル大手マリオット・インターナショナルが、顧客向けアンケートの国籍欄に台湾やチベットという選択肢を設けていたことで批判が高まっていることを指している。(翻訳・編集/北田)
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