Record China 2017年2月7日(火) 11時50分
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6日、中国メディア・観察者網によると、東京都新宿区で5日に行われた在日中国人らによるアパホテルに対するデモの参加者が「日本人に感動した」と語っているという。
2017年2月6日、中国メディア・観察者網は、東京都新宿区で5日に行われた在日中国人らによるアパホテルに対するデモの参加者が「日本人に感動した」と語っていると伝えた。
この問題は、米国人留学生らが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「日本のアパホテルが全客室に南京大虐殺を否定する書籍を置いている」などと報告したことがきっかけで、中国や韓国から批判の声が挙がった。この日行われたデモには、デモに反対する日本の右翼団体の構成員らが横断幕を奪い取ろうとしたり、つかみかかろうとしたりして、現場にいた警察官に制止されるなどしたという。
しかし記事によると、ある参加者は「何ていうか、日本人にもらった感動は、右翼による衝撃よりも大きかったですね」と語った。「私たちが横断幕を広げてメディアの写真撮影を受けていた時、何人かの右翼のメンバーが拡声器で侮辱的な言葉を投げかけてきました。その時、1人の日本人の高齢男性が歩み寄ってきて、デモ参加者の女の子の肩をたたいて『私たち一般市民とああいう右翼は違う。頑張ってね』と言ってくれたんです」と当時の状況を説明した。
デモ隊は終始、冷静になることを呼び掛けていたといい、「侮辱的な言葉の中で『平和』や『日中友好』を叫ぶ私たちに、感動して涙をぬぐう日本人も見かけた」という。また、デモ行進中は「右翼団体が何度も私たちの列に突っ込んできて、旗を奪おうとしてきました。まるでかつて中国で罪を犯した『鬼子』のようでした」と話した。
さらに、デモの警備に当たった日本の警察官を「彼らがいなければ生きて行進を終えられなかった」と称賛。日本のボランティアのお年寄りがデモ隊の周囲に立ち、突進してくる右翼団体の盾になってくれたことに「本当に感動した」と語っているという。このほかにも、デモの周囲には「南京大虐殺は歴史の事実」「差別主義者は帰れ!」といったプラカードを持つ日本人の姿もあったそうだ。デモ終了後には、参加者らは警察官らにお辞儀をして感謝の意を伝え、警察官は右翼団体を避ける道を案内してくれ、「気をつけて帰るように」と声を掛けたという。(翻訳・編集/北田)
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