日本の絵本が中国人の心を打つ!「100万回生きたねこ」、中国でミリオンセラーに―中国メディア

人民網日本語版    2017年2月7日(火) 8時20分

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2004年に中国で翻訳本が発売されて以来、日本の著名絵本作家・佐野洋子氏の代表作「100万回生きたねこ」は販売部数が100万冊を突破、この名作は「100万回読んでも飽きることがない本」と称賛されるミリオンセラーとなった。

2004年に中国で翻訳本が発売されて以来、日本の著名絵本作家・佐野洋子氏の代表作「100万回生きたねこ」は販売部数が100万冊を突破、この名作は「100万回読んでも飽きることがない本」と称賛されるミリオンセラーとなった。新華社が伝えた。

接力出版社、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)、講談社は北京でこのほど、佐野洋子作品鑑賞会「真情、真実の愛―クラシック作品の力」を共同で開催、多くの児童文学作家や翻訳家が子供たちとともに、この作品が運んでくる感動を改めてシェアした。

児童文学作家の金波氏は、「『100万回生きたねこ』は、読むたびに新しい感動を生む作品だ。だから私は常に、書棚の中でも一番手が届きやすい場所にこの本を置いている」と話した。

同じく児童文学作家の高洪波氏は、「この本の主人公『100万回生きたねこ』は、王様やサーカスの手品使いや船乗りに飼われ、死んでは生まれ変わることを繰り返し、ついに一匹の白猫と出会い、自分にとっての『真実の愛』に辿りつく。その後、そのねこはもう生まれ変わることはなく、永遠の死を迎えた。『真実の愛』を知ったねこは、猫としての充実した生涯を全うできたからだ」と、感慨深げに述べた。

作家の劉緒源氏は、「『100万回生きたねこ』は、極めて簡単なストーリーだが、奥深い作品だ。これまでに接した絵本の中でも、この作品はひときわ奥が深い。だが、同時にとても面白い本で、2、3歳の幼児が読んでも面白味を感じる作品で、『大人と子供の間にある垣根』を越える名作絵本といえる」とコメントした。

接力出版社の白氷編集長は、「世界に影響を及ぼす名作絵本として、同書は中国における絵本の発展を推し進めただけではなく、創作から出版までのプロセスにおいて、中国出版界にとっての素晴らしい手本となっている」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集KM)

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