中国山東省済南市でこのほど、工業用塩を使用したとして軽食店の店主が逮捕され、懲役刑を科せられた。

済南時報によると、同市で揚げパンを販売していた店主は、食塩に比べ仕入れ値が半分以下の工業用塩を2015年9月から同年11月まで使用した。店主は政府の関連部門から「工業用塩を使ってはいけない」と説明を受けていたが、利益に目がくらみ違法行為を働いたという。店主が作った揚げパンの多くは出稼ぎ労働者に販売されたという。

関連部門の調査により違法行為が発覚し、店主は全てを白状し昨年の9月に逮捕されていた。当局は「有毒・有害食品を生産・販売した罪」を適用し、店主に懲役6カ月と罰金5000元（約8万円）を言い渡した。（翻訳・編集/内山）