「雷鋒って誰よ」伝説的解放軍兵士の名に半数の子供が「?」―河南省鄭州市

Record China    2008年3月6日(木) 8時5分

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3月5日は、解放軍の模範兵士で文革時代の精神教育のモデルとなった「雷鋒」に学ぶ記念日。4日付の「東方今報」は、時代は変わり、いまや雷鋒自体を知らない子供が増えている、との記事を掲載。写真は「雷鋒」Tシャツを着て街を歩く若者。

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3月5日は、解放軍の模範兵士で文革時代の精神教育のモデルとなった「雷鋒」に学ぶ記念日。4日付の「東方今報」は、いまやこの歴史的英雄、雷鋒自体を知らない子供が増えている、との記事を掲載した。

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「雷鋒」は毛沢東時代、若くして殉職した人民解放軍の模範兵士。なかば神格化され、共産党の推奨する思想的モデルとして、教科書や絵本にも多く用いられてきた。今でも「雷鋒に学ぶ記念日」には学生が正しい行いを学ぶため、として、公園や街路樹のクリーン活動が展開されるほど。

ところが、鄭州市内2か所の小学校で低学年100人に聞き取り調査をしたところ、半数近くが「雷鋒」という名前すら知らないことが分かった。「では君にとっての英雄は?」と質問すると、「周傑倫(ジェイ・チョウ)」や「劉徳華(アンディ・ラウ)」といったスターの名前を挙げる子が多かったという。

鄭州教育学会の教育専門家である王海勇(ワン・ハイヨン)氏はこうした現象について、「自己犠牲の象徴である『雷鋒』精神は、今でも中国人の中で生きている。決して悲観する必要はない」と述べている。(翻訳・編集/NN)

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