<気象災害>三峡ダム原因説を否定、南方地区の災害は大気異常とラニーニャによる―中国

Record China    2008年3月7日(金) 14時16分

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6日、中国衛星気象センターの許健民技師長は「三峡ダム建設プロジェクトは中国南方地区の気象災害とは全く関係がない」とプロジェクト原因説を否定した。写真は三峡ダム。

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2008年3月6日、中国衛星気象センターの許健民(シュー・ジエンミン)技師長は「三峡ダム建設プロジェクトは、今年中国南方地区で起こった気象災害とは全く関係がない」と気象災害のプロジェクト原因説を否定した。「中国新聞網」が伝えた。

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許技師長によると、今年の中国南方地区の気象災害は、大気の循環異常とラニーニャ現象の影響を受けて発生したもので、三峡ダム建設プロジェクトによってダム湖の水位は上昇したものの、その面積は非常に小さく、大気の層に影響を与えるほどではないため、気象災害とプロジェクトとは全く関係がないという。

また、英国の気象専門家が訪中した際に述べたとされる「長江流域に建設されている多くの水力発電所は、日々深刻になる大気汚染の改善に大いに役立つ」という意見を紹介、あわせて「北方地区の水不足解消の水源となる」と三峡ダム建設に関する発電以外のメリットを強調。

最後には「それぞれの国にはそれぞれの発展の水準があり、すべての事柄を西洋の大国のものさしで測ることはできない」と語り、三峡ダムに対する諸外国の多くの懐疑的意見に釘をさした。(翻訳・編集/HA)

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