<鳥インフル>家畜用ワクチンを準備、予防キャンペーン展開中―中国

Record China    2008年3月12日(水) 7時11分

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10日、中国農業部獣医局の李局長は、大雪災害で家畜の飼育環境が破壊され、鳥インフルエンザ流行の危険性が増大しており、50億mlの家畜用ワクチンを準備し各地で接種作業を進めていると話した。写真は南京市の家禽卸売市場。

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2008年3月10日、中国新聞網の報道によると、10日午後、中国農業部獣医局の李金祥(リー・ジンシアン)局長は複数メディアの取材に対し、大雪災害で家畜の飼育環境が破壊され、鳥インフルエンザ流行の危険性が高まったため、50億mlの家畜用ワクチンを準備、各地で接種作業を進めていると話した。

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李局長によれば、ここ数年、中国の鳥インフルエンザ発生数は下降の傾向にあり、2004年は50件、05年は31件、06年は10件、07年は4件だったが、今年は3月までの段階で既に12件となり、うちチベット自治区の2件と貴州省の1件が検査で確定されたという。

今年初めに起きた南部の大雪災害の影響で、ウイルスが活性化しているが、2、3月に集中して行われるワクチン接種作業は災害の影響で滞っている。また、家畜の飼育環境もダメージを受けており、鳥インフルエンザの流行が懸念される。さらに、李局長は渡り鳥が鳥インフルエンザの発生を広げる可能性についても言及。湖沼の凍結によって渡り鳥の鳥インフルエンザ発生状況も深刻化しているそうだ。

このような状況を受け、農業部は今年もワクチン使用をメインにした予防措置に力を入れている。現在、各地で春の鳥インフルエンザ予防キャンペーンが行われているが、農業部は50億mlの家畜用ワクチンを準備し、各地で接種作業を進めているという。

また、李局長は鳥インフルエンザ発生状況の監視や家畜の検疫、渡り鳥の監視などにも力を入れると話している。(翻訳・編集/YY)

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