2008年3月12日、中国外交部の楊潔●（ヤン・ジエチー＝●は竹冠にがんだれに虎）部長はこの日開かれた記者会館で、「北京五輪に参加する世界中の選手のうち、大部分は北京の空気の質に満足している」と述べた。先に「大気汚染」を理由に不参加を表明した男子マラソン世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエ選手（エチオピア）に対する反論のようだ。中国新聞ネットが伝えた。

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楊部長は「消すことの出来ない事実」として「中国の多くのスポーツ選手は、北京の競技場で次々と世界記録を樹立している」と胸を張り、「他国の選手にとっても世界記録を出しやすい土壌であると信じている」と呼びかけた。第2、第3の“ゲブレシラシエ選手”の出現に警戒をしているようだ。

楊部長はさらに地球温暖化の問題に関連して、「世界中の消費者が安くて質の良い中国製品を手にする時、それは“世界の工場”である中国で生産されたものだということを忘れないでほしい」と述べ、「温室ガス排出量を語る時、長い間先進国が大量に排出してきた事実にフタをし、目の前の総排出量だけを判断基準にするのは、不公平で非科学的だ」と反論した。（翻訳・編集/NN）