<2006中国ビックリ!>氷で少しでも涼しく老朽化地下鉄

Record China    2006年12月26日(火) 3時43分

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老朽化して冷房がきかない車両を氷で冷やしている。

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2006年8月1日、上海(しゃんはい)市が37.9℃という高温を記録する一方、老朽化した地下鉄1号線の車両内部も30℃を超えた。あまりの暑さにいら立った乗客は乗務員に暴行を加えたり、車両の運行を妨害するなどのトラブルを起こし、8分の遅れが出た。これにたいし地下鉄会社は、空調システムを改造したり、車両内に氷を設置するなどの「防火」措置に乗り出している。

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地下鉄1号線を走る全16車両は1980年代末に製造されたもので、空調システムがうまく機能しなくなっている。中国で規定されている使用年数30年を経過したあと、すべて廃棄処分となる見込みだ。

「上海日報」の報道によれば、新たに輸入することが決まった28車両のうち、16車両は地下鉄一号線、残りの12両は地下鉄二号線で運行される。同時に、もと6両量編成であったものを8両に改造するなど、上海市の地下交通の規制緩和に向けて、上海市当局が本格的に乗り出したという。

上海市の地下鉄を運営する「申通グループ」の幹事長応名洪(インミンホン)氏によると、2008年には地下一号線と二号線のラッシュ時のダイヤ間隔が、現在の2分30秒から2分にまで短縮される計画だ。さらに地下鉄の運行時間(現在朝5時から夜11時まで)の延長を検討中とのこと。今回導入が決まった電車は、おもにドイツのシーメンス社とフランスのアルストン社製で、正式に納品が済んでから実際に運行されるまでに、少なくとも1年はかかるという。

<2006年も残りあとわずか。レコードチャイナでは、政治や経済、事件など、中国で話題となったニュースを通じて、中国の「今」をありのままに伝えてきた。2006年を総括する特集として、ニュースの中から垣間見えた、笑いあり、涙ありの出来事をシリーズでご紹介。2006年を代表する「喜怒哀楽」を、さまざまな登場人物とともにお楽しみ下さい。>

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