<中華経済>中国、なお利上げの余地=時期は「検討段階」、預金準備率上げも―中銀総裁

Record China    2008年3月18日(火) 16時46分

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17日付上海証券報によると、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁はこのほど、「市中銀行の貸出・預金金利、預金準備率などすべての金融政策ツールに引き上げの余地がある」との考えを示した。写真は全人代記者会見での同氏。

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2008年3月18日、17日付上海証券報によると、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁はこのほど、「市中銀行の貸出・預金金利、預金準備率などすべての金融政策ツールに引き上げの余地がある」との考えを示した。利上げの実施時期については「検討段階にある」とだけ答えた。

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周総裁はまた、このほど発表された08年2月の各経済指標について、「消費者物価指数(CPI)の対前年比伸び率が高かったのは、春節(旧正月)連休や大雪被害などの特殊要因があったためだ」と説明。ただ、貨幣供給(マネーサプライ)の伸びや銀行貸し出しペースについては、「減速がみられたものの、金融引き締めの効果が十分に表れたと言うには時期尚早だ」と慎重な態度を示した。

易網副総裁も先ごろ、米サブプライム問題や大雪による経済混乱が見られる中、「08年の最重要課題はインフレ防止。国内外の情勢変化によって、すでに決定した金融引き締め方針を変更することはない」との考えを示しており、人民銀は当面、金融引き締めへの姿勢を崩さないとの見方が市場の大勢だ。(翻訳・編集/HI)

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