<黄砂>「北京の黄砂はモンゴル国から飛来」=北京市気象台が観測―北京市

Record China    2008年3月19日(水) 15時22分

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18日、北京市気象台の段麗(ドアン・リー)主席予報官は、この日北京で発生した「浮塵」(ふじん)と呼ばれる黄砂の現象は、モンゴル国が発生源だったと発表した。写真は当日の北京。

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2008年3月18日、北京市気象台の段麗(ドアン・リー)主席予報官は、この日北京で発生した「浮塵」(ふじん)と呼ばれる黄砂の現象は、モンゴル国が発生源だったと発表した。新華社が伝えた。

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北京では18日に発生した「浮塵」(以下参照)現象について、段予報官は「モンゴル国で17日に発生した『強沙塵暴』(以下参照)が、中国内モンゴル自治区を通って北京に達した」とする観測結果を発表した。また、同日午前8時に観測された大気顆粒物の濃度は、1時間当たり1200mg/m3を記録し、昼頃には「楊塵」(以下参照)の現象も現れたという。

段予報官によると、今春の北京の「浮塵」現象は9.7日で平年並みを予報。この日は今年2番目に大きい「浮塵」現象であったという。

中国では黄砂の現象を以下の4段階に分けて呼んでいる。

◆「浮塵」(ふじん):無風や弱風の状態で細かい砂が大気中に浮遊する状態。視界は10km以下

◆「楊塵」(ようじん):比較的強い風により地面の砂ぼこりが吹き上げられる状態。視界は1〜10km。

◆「沙塵暴」(さじんぼう):強い風で地面の砂が大量に巻き上げられ、大気が茶褐色ににごる状態。視界は1km以下。

◆「強沙塵暴」(きょうさじんぼう):非常に強い風で地面の砂が大量に巻き上げられ、大気が茶褐色ににごる。視界は500m以下。(翻訳・編集/NN)

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