水資源の枯渇が深刻化、10年後に地下水枯渇との予測―河北省

Record China    2008年3月23日(日) 17時30分

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22日、河北省水利庁が公表した省内の水資源報告によると、同省は深刻な水不足に襲われている。水不足を補う地下水も過剰採取により近い将来枯渇すると予測されている。写真は河北省滄州市の鵜漁。

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2008年3月22日、河北省水利庁は省内の水資源に関する報告を発表、今年上半期だけで51億3000万立方mが不足する深刻な水不足に襲われていることを明かした。足りない水は地下水によりまかなわれているが、すでに過剰採取により地下水の水位は大きく下がっているという。河北青年報が伝えた。

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22日は国連が定めた「世界水の日」。中国では同日から28日までを「中国水週間」に指定し、「水の衛生」「水利の発展と民生の改善」をスローガンに啓蒙活動を実施している。膨大な人口、急速な経済発展、深刻化する環境汚染を背景に中国の水不足は深刻だが、中でも水資源が少ない華北は極めて厳しい状況に置かれている。

中国北部に位置する河北省の一人当たり水資源量はわずか307立方m。全国平均の7分の1、世界平均の3分の1でしかない。そのため今年上半期だけで51億3000万立方mの水が不足すると予測されている。不足分は地下水で補われるが、1970年代以来すでに1000億立方m以上の過剰採取で、省都・石家庄市の地下水は年1mの速度で水位を下げているという。専門家は今後10〜20年の間に地下100m以上の地下水が枯渇すると予測している。(翻訳・編集/KT)

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